リリースノート¶
各リリースで何が変わったかを、新しい順に記録しています。ファームウェアは 書き込みツール から入れます。 動いている版はシステムメニューの About で確認できます。 Studio は常に最新のものが動きます。
書き込むとフラッシュの内容は /home も含めて置き換わります。残したいものは先に取り出して
おいてください (コンソール)。
2.1.0 — 2026-09-09¶
対象: Modern、Retro、シミュレータ、Studio。
新しくできること¶
- Family mruby スタジオ。 ファームウェアを WebAssembly にして公開しました。デスクトップ もエディタも音源も、何も入れずにブラウザのタブで動きます。 → Studio
- アプリの店。 ランチャーの先頭に並びます。公開されている一覧を WiFi で取ってきて、
本体に載るものを示し、
/app/usrに入れます。実機 2 種とブラウザのどれでも動きます。 - 本体が自分でやること (Modern)。 小さな常駐サービスが動きます。時計はネットワークから 自分を合わせ、本体は自分のアドレスを知らせ、頼めば喋ります。一覧は書き換えられるファイル です。→ システムサービス
- 色を変えられる。 窓枠・デスクトップ・エディタ・シェルが、どれもシステムのテーマから色を
とります。どの色も
/home/colors.tomlに名前で書いて上書きできます。シェルのcolorコマンドが代わりに書いてくれます。→ 配色 - どのアプリが何を開くかを 1 枚の表で決める。
.mdは資料として開き、.nsfは音楽 プレーヤーで開き、.rbは動きます。→ ファイルの関連付け - 新しいアプリ。 PicoRabbit は Markdown で書いた資料を発表します。Robo Explorer は ロボットの頭脳を書かないと解けない迷路です。Modern には動画再生・マイクの音を見るアプリ・ 6 軸センサの表示が加わりました。→ 標準アプリ
- エディタの日本語。
Ctrl+Spaceでかな入力、漢字の表示、そして全画面のエディタ。 - 全メソッドのヘルプ。 エディタの
F1が 577 個すべてに答えます (2 段構え)。 - UI 部品。 ボタン、一覧、チェックボックスなどをアプリから使えます。 → UI 部品
FmrbNet.request。 アプリを止めずに取ってきます。実機でもブラウザでも同じ書き方です。 → ネットワーク- マウスのホイール。 エディタ・シェル・ログ・ファイル選択が送れます。
- WiFi 越しのファイルとアプリが Retro でも。
/fsと/appは 2 機種とも答えます。 Modern だけのものは画面です。→ 遠隔画面 - 実機が自分で名乗る。 MAC から作った
fmruby-XXXXXX.localです。fmruby.localにも 引き続き答えます。→ WiFi につなぐ boot_splashとstartup_app。 起動時のロゴと音をとばす、あるいはデスクトップが出たら すぐ 1 つのアプリを開く。→ デスクトップ- WAV の再生 (Modern)。
play_wavが音源の上にファイルを重ねて鳴らします。 /homeはあなたのもの。 サンプル・スプライト・音・資料は/usr/shareに移り、/homeは空の状態で出荷します。→ ファイル・I/O
変わったこと¶
on_eventでsuper(ev)を呼ぶ必要がなくなりました。基底クラスは自分の状態を@_付きの 名前に持ち、@running/@nameはrunning?/nameで読みます。2.0 向けに書いたアプリは そのまま動きます (古いsuper(ev)は空のメソッドに届くだけです)。 → FmrbApp- テーマの見本は
light/dark/cyberpunkになりました。classicは無くなり、それが 指していた配色がlightです。 - 落ちものパズルのサンプルは BlockGame になりました。変わったのは名前だけです。
flappy.rbは、他のアプリと同じflappy.app.rbになりました。- Studio はページ側で配色を選ばなくなりました。本体の Config でテーマを選びます。
- Modern のアプリ用プールは 1024 KB、
large_memory = 1で 2048 KB になりました。Retro は 変わりません。→ 制約事項 app_spawn_margin_kbで、アプリを起動するときにシステム側へ残す内蔵 RAM を決められます。 → システム設定
更新するときは¶
Retro は 2 つのチップとも書き込んでください
2 つのチップの間の通信仕様が 4 から 5 に変わり、検査は厳密です。2.0.x の
fmruby-graphics-audio と 2.1.0 の fmruby-core の組み合わせでは起動しません。
書き込みツール から両方を
書き込んでください。→ ファームウェアの更新
Modern は 1 チップ構成なので、Tab5 のファームウェアだけで済みます。
2.0.1 — 2026-08-08¶
保守のためのリリースです。開発機が残したキャッシュがフラッシュの中身に混ざらなくなり、
[[launcher_exclude]] でアプリの分類ごとランチャーから隠せるようになり、Retro の壁紙が
シミュレータと同じように WROVER へ届くようになりました。
通信仕様は 2.0.0 と同じ 4 なので、2.0.0 の実機には片方のチップだけの書き込みで足ります。
2.0.0 — 2026-08-07¶
2 つ目の機種が加わったリリースです。
新しくできること¶
- Modern (ESP32-P4)。 市販の M5Stack Tab5 をブラウザから書き込んで使います。内蔵の液晶、 スピーカー、タッチ、WiFi がそのまま使えます。→ Modern
- 遠隔画面。 Tab5 が自分の画面を WiFi で配信し、同じネットワークのブラウザからパソコンの キーボードとマウスで操作できます。→ 遠隔画面
- FMRuby BASIC。 Family BASIC 互換の言語です。専用のテキスト画面、スプライト、音を 持ちます。→ MicroPython と BASIC
- MicroPython。
.pyのファイルが普通のアプリとして動きます。 - MIDI。 Tab5 の GROVE 端子からのシリアル MIDI 出力、Ruby からの MML、標準 MIDI ファイルの 再生。→ MIDI
- 実機の上のデバッガ。 エディタからブレークポイントと変数を見られます。同じものを パソコンから BLE や TCP 経由でも使えます。→ デバッグ
Ctrl+Tab。 動いているアプリを切り替え、全画面のアプリはその場に退避します。 → デスクトップ- アプリごとのスタック。
.app.tomlのtask_stack_kbで、既定より多く要るアプリに 割り当てられます。→ アプリの設定 - カーネルとデスクトップの標準エンジンが Spinel (事前コンパイル) になり、起動時の走査が 13 秒から 7.8 秒になりました。
- ファイルの置き方が今の形になりました (
/app、/usr/share、/etc、/var。/dataは 廃止)。 - Tab5 のタッチで、2 本指のタップが右クリックになりました。
更新するときは¶
Retro は 2 つのチップとも書き込んでください。通信仕様が 3 から 4 に変わっています。
1.0.0 — 2026-05-19¶
最初のリリースです。Retro (narya-board) で、デスクトップ、ランチャー、エディタ、シェル、 タイルマップ、角の丸い窓が動きます。パソコン側のブラウザで動くスプライトエディタと マップエディタも付いています。