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標準アプリ

Family mruby には主要な作業用アプリが組み込まれています。これらだけでアプリの作成・編集・実行・デバッグが一通り完結します。

起動方法

場所 アプリ
ランチャー(メニューバー → Launcher)のアイコン Shell, Editor
メニューバー(左上 Family mruby ▼) Launcher, File Manager, Log Viewer, Monitor, Set Clock, Config, About

Shell

ファイル操作・スクリプト実行・対話実行をするターミナル。

カテゴリ コマンド
ディレクトリ cd [path] / pwd / ls [path]
ファイル閲覧 cat <file> / less <file>
ファイル操作 mkdir <dir> / rm <path...> / cp <src> <dst> / mv <src> <dst>
編集 edit <file> (Editor を起動)
アプリ作成 create_app <name> (Hello World 参照)
実行 run <script> / run <script> & (バックグラウンド) / run <script> > <file> (出力リダイレクト)
対話 Ruby irb
プロセス ps / kill_job <id>
ヘルプ help

シェル内で Tab キーによる補完、↑↓ による履歴呼び出しが効きます。

less の操作

less <file> でファイルを開いた後:

キー 動作
Space / PgDn / j 1 ページ進む
b / PgUp / k 1 ページ戻る
g 先頭へ
G 末尾へ
? キー一覧の表示切替
q / ESC 終了

Editor

MS-DOS 風のテキストエディタ。Ruby のシンタックスハイライト、選択・コピー&ペースト、検索などひと通りの編集機能を備えています。

  • 起動: シェルで edit foo.app.rb か、ランチャーの Editor アイコンから空ファイルで起動
  • ホットキー はメニュー上で 黄色文字 として表示されます

メニュー

メニューバーは Alt + 頭文字で開けます。開いたドロップダウンは矢印キー + Enter で項目選択、または各項目の頭文字(黄色文字)で直接実行できます。ESC で閉じます。

メニュー 開き方 項目
File Alt+F Open / Save / Save as / Exit
Edit Alt+E Cut / Copy / Paste / Select All
Search Alt+S Find(モーダルダイアログ)
Highlight Alt+H シンタックスハイライト ON/OFF トグル

主要キーボードショートカット

操作 キー
保存 Ctrl+S
終了(未保存なら確認) Ctrl+X
コピー Ctrl+C
貼り付け Ctrl+V
全選択 Ctrl+A
検索ダイアログを開く Alt+S
次を検索 F3
ハイライト ON/OFF Alt+H
範囲選択 Shift + 矢印

選択・クリップボード

Shift + 矢印 で範囲を選択すると 薄青ハイライト が表示されます(複行選択時は折り返し表示)。選択範囲は:

  • Backspace / Delete / Enter置き換え または削除
  • 文字入力で 置換挿入
  • Ctrl+C でコピー、Ctrl+V で貼り付け

クリップボードはエディタ内部のものです(OS のクリップボードとは別)。

検索

Alt+SFind ダイアログが開きます。文字列を入力 → Enter で次のマッチへジャンプ。ファイル末尾まで行ったら 先頭にラップアラウンド します。F3 で前回のクエリのまま「次を検索」。

シンタックスハイライト

Ruby ファイルを開くと自動でシンタックスハイライトが効きます。1KB 超のファイル は自動で OFF(負荷対策)。Alt+H で手動 ON/OFF 切り替え可能。

開発フロー

create_app で生成したひな型を Editor で編集 → 右クリックでリロード、というのが基本フローです:

Shell> create_app my_app
Shell> edit /app/usr/my_app.app.rb     # Editor 起動
(編集)→ Ctrl+S(保存)→ Ctrl+X(終了)
ランチャーの my_app アイコンを起動 / 既に起動中ならタイトルバー右クリック → リロード

File Manager

//mnt/sd/ 配下のファイルをツリー表示で閲覧・操作。コンソール (BLE 経由) は PC からの操作ですが、こちらは本体から操作するものです。

Log Viewer

システム全体の Log 出力をリアルタイム表示。

  • レベル別にカラー表示(ERROR=赤 / WARN=黄 / INFO=灰 / DEBUG=暗灰)
  • ツールバーで表示レベルを切替(E/W/I または E/W/I/D
  • 自分のアプリで Log.info などを使ったときの確認に最適

Monitor

システム稼働状態を可視化するモニタ。下部の < / > でページ切替。

  • ページ 1: ヒープ使用量バー(各メモリプール、IRAM、PSRAM)
  • ページ 2: グラフィックス統計(コマンド/秒・present/秒、過去 30 秒)

アプリが重い/動かないときの診断に。

Set Clock

RTC 時刻の手動設定ダイアログ。年月日時分秒を入力して反映。

通常は基板搭載の RX8900 RTC が時刻を保持しますが、初期設定や時刻ずれの修正用です。

Config

システム全体の設定を変更するアプリ(テーマ色、表示マージン等)。

About

OS バージョン、GA 側ファームウェアバージョン、IDF バージョン、MAC アドレスなどシステム情報を表示するダイアログ。

ファイル操作ツールの使い分け

ツール 場所 主な用途
Shell の ls / cd 本体内のシェル スクリプトでバッチ操作、コマンド派
File Manager 本体内のメニュー GUI でファイル閲覧(ローカル)
コンソール (BLE) PC のブラウザ PC からファイル転送・ログ表示 (ガイド)

関連

  • Hello World — Shell + create_app で最初のアプリを書く
  • コンソール — PC からのファイル転送 / ログ表示
  • ログ API — Log.info などの出力 API(Log Viewer で見える)